日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より解説者の役職・所属寺院名などは掲載当時のもの
本尊
- 一切衆生のためには 釈迦仏は主なり師なり親なり
- 一切衆生の本師にてまします釈尊の教こそ本にはなり候べけれ
- 一念三千の法門をふりすすぎ(振濯)あてたるは大曼荼羅なり
- 教主釈尊は五百塵点已前の仏なり 因位も又是の如し
- 教主釋尊は既に五百塵点劫より已来妙覚果満の仏なり
- 教主釈尊は 日本国の一切衆生の父母なり師匠なり主君なり
- 釈迦仏と法華経の文字とはかわれども心は一つなり
- 釈迦如来は我等衆生には親也 師也 主也
- 釈尊は我等が父母なり 一代の聖教は父母の子を教へたる教経なるべし
- ひとり三徳をかねて思ふかき仏は釈迦一仏にかぎりたてまつる
- 佛は人天の主一切衆生の父母なり
- 一閻浮提第一の御本尊を信じさせ給へ
題目
- 肝心たる題目を我も唱え人にも勧む
- 広宣流布の時は日本一同に南無妙法蓮華経と唱えん
- 成仏ノ教トハ者法華経也
- 但南無妙法蓮華経の七字のみこそ仏になる種には候え
- 但法華経計り 教主釈尊の正言也
- 常に南無妙法蓮華経と唱へさせ給べし
- 常の所行は題目を南無妙法蓮華経と唱べし
- 南無と申す字は 敬ふ心なり 随ふ心なり
- 南無妙法蓮華経と心に信じぬれば 心を宿として釈迦佛懐まれ給う
- 南無妙法蓮華経とばかり 唱へて仏になるべきこと 尤も大切なり
- 南無妙法蓮華経と申さば必守護し給べし
- 南無妙法蓮華経と申は法華経の中の肝心 人の中の神のごとし
- 南無妙法蓮華経の七字のみこそ仏になる種には候へ
- 如来一代の教法を擣簁和合して妙法一粒の良薬に丸ぜり
- 法華経一部の肝心は南無妙法蓮華経の題目にて候
- 法華経の題目は八万聖教の肝心一切諸仏の眼目なり
- 法華経は日月と蓮華となり 故に妙法蓮華経と名く
- 妙法蓮華経の五字は 一部八巻二十八品の肝心にあらずや
- 我等は蓮事と芭蕉との如く 法華経の題目は日輪と雷の如し
- 法華経の題目は一切経の神一切経の眼目なり
- 諸薬の中には南無妙法蓮華経は第一の良薬なり
- 一切の功徳を合わせて妙の文字とならせ給う
戒壇
- 今本時ノ娑婆世界ハ三災ヲ難レ四劫ヲ出タル常住ノ浄土ナリ
- 釈迦仏の本土は 実には娑婆世界なり
- 衆生の心けがれるれば土もけがれ 心清ければ土も清し
- 浄土と云い穢土と云うも土に二の隔てなし
- 汝すべからく一見の安堵を思わば 先ず四表の静謐を祷るべきものか
- 汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ
- 汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ
- 日本国は殊に法華経の流布すべき処也
- 法華経修行の者の所住の処を浄土と思うべし
- 万民一同に南無妙法蓮華経を唱え奉らば吹く風枝をならさず
人身・人生
- 鳴呼受け難き人界の生を受け 値い難き如来の聖業に値い奉れり
- 瞋るは地獄 貪るは餓鬼 癡かは畜生 諂曲は脩羅 喜ぶは天 平かなるは人なり
- 一日の命は 三千界の財にもすぎて候なり
- 一日もい(生)きておわせば功徳つもるべし
- 一生は夢の上、明日を期せず
- 一生はゆめ(夢)の上 明日をご(期)せず
- 命と申す物は一切の財の中に第一の財なり
- 命と申す物は 一身第一の珍宝なり
- いのちはつるかめのごとく さいわいは月のまさり潮のみつがごとく
- 獅子王の如くなる心をもてる者 必ず佛になるべし
- つたなき者のならひは約束せし事をまことの時はわするるなるべし
- 人の衣服飲食をうばへば 必餓鬼となる
- 人の御心は定めなきものなればうつる心さだめなし
- 人久しといえども百年には過ず 真間の事は但一睡の夢ぞかし 松野殿御返事
- 先ず生前を安んじ更に没後を扶けん
- 名聞名利は今生のかざり 我慢偏執は後生の紲也
- 人の心は時に随って移り物の性は境に依って改まる
- 人の寿命は無常なり
- 佛と申す事も我等の心の内におわします
- いのちと申すものは一切の財の中に第一の財なり
- なによりも受け難き人身 値い難き佛法に値いて候
発心求道
- 彼の時鳥は春ををくり 鶏鳥は暁をまつ
- 日蓮がたましいは 南無妙法蓮華経にすぎたるはなし
- 日蓮は建長五年初て此大白牛車の一乗法華の相伝を中し顕はせり
- 日蓮は少より今生のいのりなし 只佛にならんとをもふ計りなり
- 日蓮は日本国の諸人にしたし 父母なり
受持
- 一切衆生に佛性あり 法華經を持たば必ず成佛すべし
- 受くるはやすく持つはかたし さる間成仏は持にあり
- 三世の諸仏の大事たる南無妙法蓮華経を念ずるを持とは云う也
- 法華経を持つ者は必ず成仏し候
- 我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与えたもう
信行
- あおぐところは釈迦仏 信ずる法は法華経なり
- あおぐところは釈迦仏 信ずる法は法華経なり
- 明かなる事日月にすぎんや 浄き事蓮華にまさるべきや
- 仰ぐところは釈迦仏信ずる法は法華経なり
- 足代と申すは一切経なり 大塔と申すは法華経なり
- 一乘の羽をたのみて 寂光の空をもかけりぬべし
- 一向に法華経を行ずるが真の正直の行者にては候也
- 我慢偏執の心なく南無妙法蓮華経と唱へ奉るべき者也
- 経のままに唱うれば まがれる心なし
- 行学たへなば 仏法あるべからず
- 解はなくとも信心あるものは成仏すべし
- 十方世界の諸仏は自我偈を師として仏にならせ給ふ
- 成仏トハ者我カ身ヲ知テ仏に成ルとは申ス也
- 成仏不成仏は罪の軽重に依らず但此経の信不信に任す可し
- 濁水心無けれども 月を得て自ら清り
- 信心怠らずして 南無妙法蓮華経と唱え給うべし
- 信は智慧の種なり
- 信なくして此の経を行ぜんは 手なくして宝山に入り 足なくして千里の道を企つるが如し
- 栴檀の林に入りぬれば 手折らざるに その身に薫ず
- 夫佛道に入る根本は 信をもて本とす
- 聴聞する時はもへたつ(燃立)ばかりをもへどもとをざかりぬればすつる心あり
- 都て凡夫の菩提心は多く悪縁にたぼらかされ事にふれて移りやすき物也
- 掌をあわせ法華経を信ずべし
- 願うても願うべきは仏道求めても求むべきは経教也
- 春の始め御悦 花のごとくひらけ月のごとく あきらかにわたらせ給うべし
- 仏道に入る根本は信をもって本とす
- 仏法の根本は 信を以て源とす
- 法華経の題目を 唱えまいらせてまいらせ
- 法華経は一代聖教の骨髄なり 自我偈は二十八品のたましひなり
- 法華経を強て説明すべし 信ぜん人は仏になるべし
- 仏と申す事も我等の心の内にをはします
- 本心と申すは 法華経を信ずる心なり
- 本心と申すは 法華経を信ずる心なり
- 妙法蓮華経の五字を唱る功徳莫大也
- 山にあらざればくさびら(茸)なし 法華経にあらざれば 仏になる道なかりけるか
- 只仰て佛の金言を まもるべきなり
- 南無妙法蓮華経と唱うるならば悪道をまぬかるべし
- 法華経の題目を唱えまいらせてまいらせ
- 信を以て慧に代う 信の一字を詮となす
- 常の所行は題目を 南無妙法蓮華経と唱うべし
- 散りし花も又咲きぬ 落ちし菓も又なりぬ
身読
- 一切の守護神諸天の中にも我等が眼に見へて守護し給は日月天也
- 今度強盛の菩提心を起して 退転せじと願しぬ
- 色心二法共に あそばされたるこそ貴く候へ
- 諸難ありとも疑う心なくば 自然に仏界にいたるべし
- 日蓮なくば誰をか法華経の侍者として佛語をたすけん
- 法華経の行者は久遠長寿の如来也
- 法華経の故にあやまたる人は一人もなし
- 法華経を弘むれば釈迦仏の御使ぞかし
- 法華ヲ弘ムル者ハ諸仏之使者也
- 日蓮法華経のゆへに度々ながされずば数々の二字いかんがせん
- 当世日本国に第一に富める者は日蓮になるべし命は法華経にたてまつる
- 法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる
懺悔
報恩
- 知恩をもて最とし 報恩をもて前とす
- 母の御恩の事 殊に心肝に染みて母の御恩の事
- 花は根にかえり 真味は土に留まる
- 花は根にかえり 真味は土にとどまる
- 仏恩を報ぜんと思わん人は法の恩を報ずべし
- 佛弟子は必ず四恩を知って知恩報恩を報ずべし
- 仏道こそ父母の後世を扶れば聖賢の名はあるべけれ
- 仏道こそ父母の後世を扶くれば聖賢の名はあるべけれ
- 仏法を習ふ身には必ず四恩を報ずべきに候か
- 父母の恩の中に慈父をば天に譬へ悲母を大地に譬へたり
- 父母の恩の中に 慈父をば天に譬え悲母を大地に譬えたり
- 法華経の文字は皆生身の仏なり
- 法華経を信じまいらせし大善は 我が身御仏になるのみならず父母仏になり給う
- 法華経を持つ人は 父と母との恩を報ずるなり
- 法華経を持つ人は 父と母との恩を報ずる也
- 此の世界をば娑婆と名づく 娑婆と申すは忍と申す事なり
生活
- 一生が間賢なりし人も一言に身をほろぼす
- 過去の因を知らんと欲すれば其の現在の果を見よ 未来の果を知らんと欲すれば其の現在の因を見よ
- 蔵の財よりも身の財すぐれたり 身の財より心の財第一なり
- 五節供の時も 唯南無妙法蓮華経と唱えて 悉地成就せしめ給え
- 正月の一日は日のはじめ月の始めとしのはじめ春の始め
- 新春の御慶賀 自他幸甚幸甚
- 鷹に値へる雉、猫に値へる鼠を他人と思う事なかれ
- 天の三光に身をあたため地の五穀に神を養う
- 春の初の御悦 木に花のさくがごとし 山に草の生出がごとし
- 春のはじめの御悦びは 月のみつるがごとく 潮のさすがごとく
- 春のはじめ御喜び花のごとくひらけ 月のごとくみたせ給う
- 慢のはたほこをたおし、忿りのつえをすてて、偏に一乗に帰すべし
- さいわいは心よりいでて我をかざる
- 蔵の財よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり
親子
- 一切の善根の中に孝養父母は第一にて候
- 一切の善根の中に孝養父母は第一にて候
- 一切の善根の中に孝養父母は第一にて候
- 親によき物を与へんと思ひて せめてすることなくば 一日に二、三度笑みて向へと也
- 親によき物を与えんと思いて せめてする事なくば 一日二三度笑て向かえ
- 親は十人の子をば養えども 子は一人の母を養うことなし
- 兄弟の御中不和にわたらせ給ふべからず
- 兄弟の御中 不和にわたらせ給うべからず 不和にわたらせ給うべからず
- 孝と申すは高なり 天高けれども孝よりも高からず
- 釈尊は孝養の人を世尊となづけ給へり
- 自身 佛にならずしては 父母をだにも すくいがたし
- 世尊と申す尊の一字を高と申す 高と申す一字は又孝と訓ずるなり
- 但法華経計りこそ女人成仏 悲母の恩を報ずる実の報恩経にては候え
- 悲母の大恩ことにほう(報)じがたし
- 子に過ぎたる財なし 子に過ぎたる財なし
- 父母に御孝養の意あらん人々は法華経を贈り給うべし
- 目蓮が色心佛になりしかば父母の身も又佛になりぬ
- 明かなること日月にすぎんや浄きこと蓮華にまさるべきや
夫婦
師友
社会
- かくれて信あればあらはれての徳ある也
- 仏法は体のごとし 世間はかげのごとし 体曲れば影ななめなり
- 仏法は体のごとし 世間はかげのごとし 体曲れば影なゝめなり
- 亀鏡なければ 我が面をみず 敵なければ 我が非をしらず
- 家に二の主あれば其家必ずやぶる
善悪
- 悪積れば地獄となる 善積れば仏となる
- 悪 積れば地獄となる 善 積れば佛となる
- 一念無明の迷心は磨かざる鏡なり
- 草木は雨ふればさかう 人は善根をなせば必ずさかう
- 衆生の心は皆 善につけ悪につけて迷いを本とする
- 善につけ悪につけ 法華経をすつるは地獄の業なるべし
- 但法門をもて邪正をただすべし利根と通力とにはよるべからず
- 蓮を取るべからず 谷の池を不浄なりと嫌はば
- 悪は多けれども 一善にかつ事なし
- 草木は雨ふればさかう人は善根をなせば必ずさかう
- つたなき者のならいは約束をせし事をまことの時はわするるなるべし
- 池は汚けれども 蓮は清浄也
回向供養
- いかにもいかにも追善供養を心のおよぶほどにはげみ給うべし
- 一華一香をも供養する人は 過去に十萬億の佛を養する人也
- 所詮亡者の浮沈は追善の有無に依也
- 即身成仏する様に自身も信心を取り亡者をも回向あるべし
- 法華経を持つ女人は 澄める水の如し釈迦佛の月宿らせ給う
- 仏になり候事は 凡夫は志ざしと申す文字を心えて仏になり候なり
- 佛は佛のすがた 凡夫は凡夫のすがた
- 信心の水すまば利生の月必ず応を垂れ守護し給うべし
- 正月の一日は日のはじめ月の始めとしのはじめ春の始め
- ほととぎすにつけての御ひとこえありがたし ありがたし
- 米は少しと思し食し候へども人の寿命を継ぐ物にて候
- 人に物をほどこせば我が身のたすけとなる
慈悲
- 御経の文字は六万九千三百八十四字一一の文字は皆金色の仏也
- 在世の月は今も月 在世の花は今も花 むかしの功徳は今の功徳なり
- 所願潮の指が如く 春の野に華が開けるが如し
- 大白牛車と申は我も人も法華経の行者の乗るべき車にて候也
- 天晴ぬれば地明らかなり 法華を識る者は世法を得べき歟
- 日蓮こいしくをはせば常に出る日ゆうべにいづる月ををがませ給え
- 日蓮をつえはしらともたのみ給うべし
- 母は幼子をわすれず釈迦仏は母のごとし
- 人に物をほどこせば我が身のたすけとなる
- 人に物をほどこせば 我が身のたすけとなる
- 父母となり其の子となるも必ず宿習なり
- 法華経は正像二千年よりも末法には殊に利生有るべし
- 法華経は種の如く仏はうへての如く衆生は田の如くなり
- 法華経は種の如く仏はうえての如く衆生は田の如くなり
- 法華経は実語の中の実語なり
- 法華経は実語の中の実語なり 真実の中の真実なり
- 法華経は仏説也佛智也 一字一点も是を深く信ずれば我身即仏となる
- 仏の御意あらはれて 法華の文字となれり
- 佛の御意あらわれて 法華の文字となれり
- 佛の出世は 専ら衆生を救わんが為也
- 妙法蓮華経 広宣流布の時刻なり
- 妙法蓮華経者一切衆生仏性也
- 日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外未来までもながるべし
- 法華経は正像二千年よりも末法には殊に利生あるべし
- 一切衆生の同一の苦は悉くこれ日蓮一人の苦と申すべし
精進
- 菴羅樹の花は多くさけども 菓になるは少なし
- 一生空しく過ごして万歳悔ゆる事なかれ
- 常に心を励まして勤行精進せしむる是を勇猛精進とす懈怠を治する功徳也
- 日蓮は日本第一の法華経の行者也
- 日蓮は日本第一の 法華経の行者なる事あえて疑いなし
- 日蓮一人南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経と声もおしまず唱うるなり
- 花さけばこのみなり よめ(嫁)のしうとめ(姑)になる事候ぞ
- 花は開いて果となり 燈は油をさせば光を増し 草木は雨降れば栄う 人は善根をなせば必ず栄う
- 深く信心を発して 日夜朝暮に又懈らず磨くべし
- 法華経の功徳ほむれば弥功徳まさる
- 法華経を信ずる人は冬のごとし 冬は必春となる
- 法華経を信ずる人は冬の如し冬は必ず春となる
- 法華経を信ずる人は冬のごとし 冬は必ず春となる
- 菩提心を発す人は多けれども退せずして実の道に入る者は少し
- 菩提心を発す人は多けれども退せずして 実の道に入る者は少し
- 仏たゆむ心なし
- 我れ日本の柱とならむ 我れ日本の眼目とならむ 我れ日本の大船とならむ
- 我れ日本の柱とならむ我れ日本の眼目とならむ我れ日本の大船とならむ
- 行学の二道をはげみ候べし行学たえなば佛法はあるべからず
- 願わくは我が弟子等大願をおこせ
法悦安心
- あらうれしあらうれし 南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経と唱えさせ給
- 今年御つゝがなき事をこそ法華経に申し上げまいらせ候え
- 釈迦佛は霊山より 御手をのべて御頂をなでさせ給うらん
- 信心のくさび(轄)に志のあぶら(膏)をささせ給ひて霊山浄土へまいり給ふべし
- 万民一同に南無妙法蓮華経と唱え奉らば 吹く風枝をならさず雨壌を砕かず
- 法華経に入りぬれば 唯一人の身一人の心なり
- 法華経は後生のはぢをかくす衣也
- 法華経は三世の諸仏発心のつえにて候ぞかし
- 法華経を信ずる人はさいわいを萬里の外よりあつむべし
- 法華経を信ずる人は栴檀にこうばしさの備えたるがごとし
- 法華経を信ずる人は栴檀にこうばしさの備えたるがごとし
- 法華経を信ずる人々こそ仏には成るべしと見え候へ
- 法華経を耳にふれぬれば是を種として必ず仏になる也
- 仏を良医と号し法を良薬に譬え衆生を病人に譬う
- 松高ければ 藤長く 源深ければ 流れ遠し
- 迷ふ時は衆生と名づけ悟る時をば仏と名つけたり
- 水あれば魚すむ 林あれば鳥来る
- 若し法を聞くこと有らん者は 一人として成仏せずと 云うことなし
- 我等が弟子檀那とならん人は一歩を行かずして天竺の霊山を見る
- いまだきかず法華経を信ずる人の凡夫となる事を
- 今生の悦びは夢の中の夢霊山浄土の悦びこそ実の悦びなれ
- 後世は日蓮の御房にまかせまいらせ候
- 此経を持つ人々は他人なれども 同じ霊山へ詣りあわせ給うなり
法華経
- 今日蓮が時盛に此法門広宣流布する也
- 米は油の如く命は燈の如し 法華経は燈の如く行者は油の如し
- 生死の大海を渡らんことは妙法蓮華経の船にあらずんばかなふべからず
- 生死の大海を渡らんことは 妙法蓮華経の船にあらずんば かなうべからず
- 実に因果を辨へざる事嬰兒のごとし
- 法華経と申すは一切衆生を仏になす秘術まします御経なり
- 法華経と申すは一切衆生を佛になす秘術まします御経なり
- 法華経と申すは手に取れば其手やがて仏に成り口に唱ふれば其口即仏也
- 法華経にそめられ奉れば必ず仏になる
- 法華経は一切経の頂上の宝珠なり
- 法華経の功徳は ほむれば弥功徳まさる
- 法華経と申すは一切衆生を仏になす秘術まします御経なり
- 法華経をひろむる者は日本の一切衆生の父母なり
- つゆつもりて河となる河つもりて大海となる
- 一切経は闇夜の星のごとし 法華経は闇夜の月のごとし
- 悦ばしき事は 法華最第一の経文なり
- 法華経は佛の正直捨方便と申して真実が中の真実なり